塩化ビニルシートやゴムシートを下地に貼り付けて仕上げる工法です。
シートのつなぎ合わせ部分を確実に行わなければ、漏水の原因となるため、他の防水工法よりも技術を要します。
ゴムシートを用いた場合は、高い耐候性を発揮します。
コストも安く、目立ちにくい箇所の防水や応急処置としてオススメです。
軽量なため、木造建築によく使われ、上に塗装材を厚塗りすれば歩行することができます。
塩化ビニルシートを用いた場合は、紫外線・熱・オゾンに優れた耐久性を発揮します。
鳥のついばみなどの被害を受けにくく、シート同士を熱風で溶かすため、手軽に美しい防水層をつくることができるのも、特徴の1つです。
また、カラーや模様が豊富なものなど、バリエーションに優れたものもあります。
シート防水のメリットとデメリット
メリット
□ 防水層の上を人が歩行できる
□ 色合いが選べる
□ 紫外線や熱に強い
□ 鳥害を受けにくい
デメリット
□ 施工には高い技術を要するため、業者の技術によって施工不良が出やすい
□ 耐久年数が10~15年と比較的短い